2015年6月7日日曜日

初夏徒然

前記事より遡ることになるが、5月2日、今年も母と嫁を連れて滋賀県・永源寺へ行ってきた。


父の命日である。今年で4度目。
新緑は変わらず美しく、眩しく、紅葉の木には小さな花が付いていた。


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6月6日、少し遅めに走りに出た。
天気予報では、曇りから昼過ぎには晴れてくるということだったが、空には重たい雨雲がかかったまま。
多少降るかもしれないが、構わなかった。

京都縦貫道を西へ。亀岡市との境、老ノ坂トンネルあたりから、路面は完全にWETになった。雨足も強くなったように感じたが、グラブが少し湿気るくらい。
例によって合羽は持たずに出たが、大丈夫だろう。
千代川ICで縦貫道を降り、園部から日吉に向かう。





この辺りの路面は乾いている。自然とsportに鞭が入る。
「落ち着け、落ち着け」
ただ、闇雲に飛ばすのでなく、走りを組み立てる方に気分をシフトする。
着座位置をいつもより、ほんの少し前へズラし、代わりに腹を引っ込めるように意識してみる。
これだけのことだが、何かが違う。曲がりがいつもよりあまい気がする。

代わりに、アクセルONでリアタイヤが、ダッダッダッダッと小刻みに外に膨らんでいくのを感じる。
ズル〜ッと滑るのではない。
連続ではなく、エンジンの爆発のビートに合わせて、数mmずつ刻みながらリアが外に逃げ、走行ラインを内に向けていくのだ。
この感覚は少し前に気づいたのだが、車検から後、リアタイヤの空気圧が少し高くしてあるから、余計に感じやすくなっているんだろう。

それにしても、sport、面白いね。
同じ自分のBikeなのに、乗るたびに、上手くなれたような気がしたり、突き放されたり。
見せる、というか、感じる表情が毎回といっていいほど変わる。
やっぱり、イタリア「娘」である。


12時過ぎ、最初の目的地に着いた。


「ゾンネ ウント グリュック」 ベーカリーカフェである。


DUCATI KYOTOのご常連達や、京都・大阪エリアのバイク乗り、自転車乗りのファンも多い。


パンの方は、グリルチキンサンド”だけ”にした^^

もう一箇所寄りたい場所があるのと、日吉〜美山へのルートを楽しみたくて、ここでの休憩はほどほどに。









次の目的地は、いつもの「美山ふれあい広場」のすぐ近く。



150530撮影。この日のことはまた別記事で。


JOEY's BAR という、5月にオープンしたばかりのライダーズカフェ。
後ろの白いMONSTER S2Rは、オーナーさんのバイクである。
東京から来られた、気さくなオーナーさん。少しだがお話もさせていただいて、美味しいパスタを頂いた。

洗車スペースや、まだ未完成のようだが、整備用のスペースもある。
面白い場所になりそう。これからが楽しみなカフェ。
お気に入りの休憩場所「美山ふれあい広場」だが、こちらに来ることも増えそうだ。



写真は「DUCAルボナーラ」だって。他のメニューの名前も面白いのだが、また改めて。


14:30 また小雨がパラついてきたが、帰路に。最後にcasunoさんに寄りたいのだ。
いつものR162・周山街道を南下する。
15時を前にようやく陽が差してきて…










途中、高雄にて。
空気そのものが、眩しい緑。心が洗われた気がした。

用事があったわけではないが、casunoさんにお邪魔してから帰宅した。

6月6日、この日の走行距離は 160km。燃費データは20.01km/l


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6月6日、RIDERS CLUB誌、キャプテン竹田津さんが逝かれてから4年。

僕自身にも辛い時期もあった。なかなか思うようにsportに乗れないこともある。
それでも、バイクライディングを楽しめている。

家族や、周りの人たちに感謝しないといけませんね。
それと、
Bikeで出かけたら、絶対無事に帰る、これですね。
バイクライディングは奥が深くて、うまくいかないことも多いけど、楽しいですね。
最新のスーパーバイクもすごいけど、乗っておきたいけど、空冷Lツインは面白いですよね。

黙祷して、あらためてそんなことを考えながら走った一日。